愛と心情-真のお父様が今伝えたいこと

神様の心情を訪ねて・・・。

「愛について語るとき、神様にそのようなものはありません。」と語られた真のお父様の真意!

先回記事末部より


第一章 原相論 : 二 原相の構造(一)授受作用と四位基台(1)性相と形状の授受作用
性相と形状の相互関係

 神様の性相(本性相)と形状(本形状)の間にも、この原則によって授受作用が行われています。すなわち性相と形状は共通要素(心情または創造目的)を中心として相対関係を結び、相対基準を造成して授受作用を持続しているのです。
性相が形状に与えるのは観念的なものと心情的なものであり、形状が性相に与えるのはエネルギー的要素(前エネルギー)です。このような性相と形状の授受作用によって、神様の属性は中和体(合性体)を成しているか、被造物(新生体)を生じるようになっているのです。


性相と形状の授受作用とは何か
 原相において、性相と形状が相対関係を結べば、授受作用が行われますが、すでに述べてきたように、そのとき、必ず一定の共通要素が中心となって相対基準が造成されなければなりません。神様において、中心となる共通要素は心情またはその心情を土台とした創造目的です。そして授受作用を行えば、必ず一定の結果を得るようになります。そのように性相と形状の授受作用には必ず一定の中心と一定の結果が伴うのです。心情が中心のとき、結果として合性体または統一体が現れ、目的が中心のとき、結果として新生体または繁殖体が現れるのです。ここで合性体とは一つに統一された形態をいい、新生体とは創造された万物(人間を含む)をいいます。したがって原相において、新生体の出現は万物の創造を意味するのです。


統一思想は李相軒先生が執筆され1989年に発刊されましたが、その頃は「夜の神様、昼の神様」のみ言は語られていませんでした。しかし、統一思想から引用した部分に、「夜の神様、昼の神様」を理解する重要な説明があり、そこからまた「神の霊」と「聖霊」、そして「生素」を正しく知るためのポイントとなる内容があります。また、愛と心情の関係、愛と授受作用の関係を深く理解できるでしょう。次回の記事で・・・。


李相軒先生がどれほどみ言を愛されたかが、きっと伝わるでしょう。


  *****


まだ、真のお父様が「夜の神様、昼の神様」について語っておられない時代に、李相軒先生は統一思想の原相論において、夜の神様の無の暗闇の状態を次のように説明していました。


「性相が形状に与えるのは観念的なものと心情的なものであり、形状が性相に与えるのはエネルギー的要素(前エネルギー)です。」


神様本体が夜の神様として一人であられた状態では、神の性相の最も核心となる心情を中心として授受作用し完全和合した合成体として存在していました。その時の形状として現れるエネルギー要素は、神様自体を存在させているエネルギーでした。それはまだ、エネルギーとして活動展開できるようになる前の、「前エネルギー」だというのです。真のお父様は、その状態の神様には愛が無かったというみ言があります。


天聖経に次のみ言があるのです。


第二章 神様と創造の役事 : 二 人間を創造された目的 : 2.愛と生命の核心をすべて投入
愛について語るとき、神様にそのようなものはありません。神様が造られた創造物にはありますが、神様にはそのようなものはありません。あったとしても心の中に内的にあるのであり、形として表れることはありません。それで何をするのでしょうか。それが誰にあるのかというと、人間であるアダムにあり、エバにあります。ですから神様よりも、もっと貴いものを人間がもっているということを知らなければなりません。」


真のお父様は神様には愛が無いと語っています。あったとしても心の中の内的な愛だというのです。その「心の中の内的な愛」を統一思想では「前エネルギー」と表現しています。


第一章 原相論 : 一 原相の内容 : (二) 神性(1)心情
心情と原力

 最後に心情と原力について説明されています。宇宙万物はいったん創造されたのちにも、絶えず神様から一定の力を受けています。被造物はこの力を受けて個体間においても力を授受しています。前者は縦的な力であり、後者は横的な力です。統一思想では前者を原力といい、後者を万有原力といいます。
 ところでこの原力も、実は原相内の授受作用、すなわち性相と形状の授受作用によって形成された新生体なのです。具体的に言えば、性相内の心情の衝動力と形状内の
前エネルギー(Pre-Energy)との授受作用によって形成された新しい力が原力(Prime Force)なのです。その力が、万物に作用して、横的な万有原力(Universal Prime Force)として現れて、万物相互間の授受作用を起こすのです。したがって万有原力は神様の原力の延長なのです。
 万有原力が心情の衝動力と
前エネルギーによって形成された原力の延長であるということは、宇宙内の万物相互間には、物理学的な力のみならず愛の力も作用していることを意味するのです。


たった一人でおられた神様が、自存するための前エネルギー(心の中の内的な愛)に対して、自分を存在させている愛なのだという概念が生じた時、自分は愛から生まれたと実感するのです。そして愛する対象を得たいという爆発的な心情の衝動力を得るのです。その爆発的な衝動力は、それまでには無かった新しい力である原力となり、創造を展開し、万有原力となって被造世界を創造していくようになるのです。


神様は人間を誕生させ、成長させるために、自らの愛を万物として表現しました。つまり、神様の愛は被造世界を通して現れるのです。そして、統一思想は次のように説明しています。


「万有原力が心情の衝動力と前エネルギーによって形成された原力の延長であるということは、宇宙内の万物相互間には、物理学的な力のみならず愛の力も作用していることを意味するのです。」


被造世界全てと、その相互間に作用している愛の力の作用を、いかにして感じ取れるようになるかが問題だという事になります。さらに次回の記事で・・・。



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