愛と心情-真のお父様が今伝えたいこと

神様の心情を訪ねて・・・。

サタンにかまっている暇はありません!韓鶴子批判を超えて真のお父様の大革命に呼応する時!

先回記事末部より


ところが、人類始祖アダムとエバが誕生し、神様との四大心情圏での授受作用が始まると、アダムとエバを通して夜の神様と被造世界との授受作用が始まり、一方向性だった愛の作用が「愛の神経」となって繋がるのです。この「愛の神経」という重要な役割を担うのが、聖霊なのだという事を私たちは知らなければなりません。


真の愛・第一章 真の愛というものは 三 愛が介在する時、調和が成される
愛は、神経のようなものです。私たちが髪の毛1本を引っ張れば、体全体が引っ張られるのと同じように、愛さえ引っ張れば宇宙が引かれてくるし、愛さえ動かせば宇宙がみな和して、回るようになります。」


つまり、人類始祖誕生前の神様からの一方向の愛の作用で、被造世界全体が人類始祖の生命を宿す母体として創造されました。アダムとエバが誕生し、四大心情圏で授受作用し始めると、被造世界全体がアダムとエバを通じて神様と授受作用し、愛の神経で繋がる神様の体となるのです。


愛の作用で働いていた「神の霊」は、アダムとエバの成長を通じて「愛の神経」で繋がる「聖霊」へと昇華するのです。アダムの生心に臨在する夜の神様は、四大心情圏を実感するほどに、男性格主体として成長しますが、女性格対象の被造世界に向けて発動される「神の霊」つまり心情エネルギーは、四大心情圏によって実感した母性の心情を主として供給することになります。それゆえに母性を帯びた聖霊となり、被造世界を生命の母体、愛の母体、保護の母体として行くのです。


被造世界全体を保護の母体として行く、重要な役割を担った存在が天使長です。神様が保護圏を創りましたが、そこで実際に保護の役割を担う位置を、天使長に信じて委ねたのです。


  *****


一度記事にしている内容ですが、16万人日本女性幹部特別修練会において、真のお父様は初めて四大心情圏三大王権について語られました。真のお父様が自ら講義されましたから、聞いている姉妹たちは真のお父様の真の愛を存分に受ける事が出来ました。しかし、語られているみ言の真意が理解できたかと言えば、おそらくは理解できていなかったのです。理解できるかどうかよりも、真のお父様の真の愛を、姉妹たちが妹として感じ取り、妻として感じ取ることが重要だったからです。


しかし、真のお父様が「夜の神様、昼の神様」のみ言を明らかにされている今、この時の講義の内容は歴史的に意義深いものとなって蘇らなければなりません。


そこで、真のお父様が最初に四大心情圏について語られた、1993年12月21日の16万人日本女性修練会のみ言から学びます。真のお父様は自らがみ言を語る前に、司会を務めていた周藤先生に四大心情圏の骨子を語らせました。


四大心情圏についての公式的な骨子


四大心情圏について話しましたか? (まだです)。チョークは? (先生が題目を板書される)。これは、何と読みますか? (四大心情圏と三大王権)。何の意味ですか?


周藤君。(はい)。四大心情圏について、ちょっと話してください。公式的な、骨子だけです。(はい)。よく聞きなさいよ。


真のお父様に指示されて、周藤先生が語り始めます。


  **「み旨の裏道」より引用開始**


・・・それでは、「四大心情圏」について、簡単に骨子だけをお話し申しあげます。四大心情圏は、元々神様が創造の理想として持たれた構想理想をいかにして実体化するかという、その基本的な神様の計画であります。そして神様ご自身も、自分の中にいかなるものを持っていらっしゃったとしても、環境という相対圏を持って、その授受作用によらなければ喜びがありません。だから、その爆発的な喜びを経験するためには、どうしても、神様ご自身の性相と形状を実体化しなければならないという基本的な原理があるのです。


したがって神様は、その中心として人間を創造されました。そして、神様の元々の構想理想では、アダムとエバを、神様の中において双子の兄さんと妹として構想され、それが具体的に誕生して、アダムとエバがこの地上に実体の、子女として展開しました。そして、それがさらに、環境と授受作用して成長してアダムとエバそれぞれに、基本的に四つの愛、すなわち第一心情としての子女の愛、第二心情としての兄弟姉妹の愛、第三心情としての夫婦の愛、第四心情としての父母の愛という、この四つの心情を完成することを通じまして、それを一点において一挙に完成させて、神様もそこに同時に参加して、爆発的な喜びを体恤するという構想理想を神様は持たれました。


 そしてそのために、まず子女の愛が成長し、そして兄弟姉妹の愛、さらに夫婦の愛となってきますが、その子女の愛、兄弟姉妹の愛、夫婦の愛は離れたものではなく、それぞれ一直線上に連続的に存在するものであります。そして子女の愛の基盤の上に、兄弟姉妹の愛が成長し、兄弟姉妹の愛の基盤の上に夫婦の愛、最後に父母の愛という四つの心情圏が、アダムとエバが初めて夫として妻として一体化する初愛の瞬間に、一挙に完成するようになっていたのです。そのようなアダムとエバの結婚によって、子女の愛が完成し、兄弟姉妹の愛が完成し、夫婦の愛が完成して、さらに父母の愛が出発できる条件が成立するのです。その一点にまた、同時に神様ご自身も降りてこられて、神様も共に同じ経験をするというのです。


 そして、このアダムとエバの結婚の時には、実に全世界のプラス・マイナス、陽性実体・陰性実体が一体となるその瞬間であり、天使界も共に賛美する瞬間であり、そしてさらに、神様ご自身もそれに参加するのです。そのような意味において、神様の性相と形状がその時、同時に一つになるのです。


 しかし、神様の性相と形状が一つになることが内的に優先し、それが原因であり、その結果として、人間のアダムとエバが一体化するというのです。そういう意味において、神様がいつも優先し、先行しますけれども結局、アダムとエバの結婚のその時は、実に神様ご自身の結婚式でもあるのです。そして、その結婚によって、アダムとエバ両者は相互完成して、神様の愛を占領し、同時に神様もそこで完成するという素晴らしい理想なのです。その中心点がすなわち、四大心情の定着点であり、その一点が正に神様の住みたもう場所であり、それが至聖所であり、また同時に三宮すなわち、真の愛の本宮であり、真の生命の本宮であり、真の血統の本宮であるというのです。そこに永遠なる愛というものがあり、神様と人間が縦的横的な愛において完全に一体化して、永遠の基準となり、そこから具体的に神の永遠なる家庭、永遠なる氏族、民族、国家、世界、天宙、地上天国、天上天国が出発するという理想の一点となるのです。


 ですから、その愛の一点こそが重要なのです。しかし、堕落によって、そこにサタンが侵入したというのです。ですから、その至聖所を本当に守らなければならないのが私たちの立場であります。そしてそこから生まれる新しい生命は、神様がアダムとエバを創造した時に投入した基準を経験し、さらにまた神様が人間を愛する愛の基準を、自分の子供たちをすべて無私の愛で愛することによって体恤して、神様と同等の実体となっていくのです。そのようにして結局、人間は見えない神の実体として、第二の神として、第二の創造主としての立場に立つことができるのです。


 こうして神の構想理想が四大心情の定着点において完成するというのです。正にこれは天地創造の秘密であり、そして最高の中心点がその一点であり、それによってこの四つの心情圏が完成するのです。しかし堕落によって、それを失ってしまったのです。ですから、それは真のアダムによらずしてはできず、特に女性は真のアダムを通じて今、初めてそれを復帰できるのです。すなわち、お父様によらなければ、この四大心情の復帰の道がないということです。その素晴らしい恵みを私たちは今、この場所でもって受けているのです。どうも、ありがとうございました。・・・(以上で周藤先生の説明が終わる)


  **引用終了**


真のお父様は周藤先生に、四大心情圏について骨子だけ話しなさいと命じました。そこで、四大心情圏成就の為の最も重要な鍵となる愛が抜けているのです。抜けているというよりも、周藤先生は「環境と授受作用して成長する」と簡潔に話しているのですが、真のお父様はアダムとエバの「母の愛」として語っているのです。その関係性を意識して、これから以下の記事を読んでいただけると深く理解できると思います。


真のお父様が語られた四大心情圏についてのみ言には、その重要な鍵となる「母の愛」について語られているのです。しかし、私たちが思っているような「母の愛」ではありません。


次に、その重要な鍵となるみ言の部分のみ、真のお父様が黒板に書かれた図と共に掲載します。


  **み旨の裏道より抜粋引用開始**


第一に子女の愛


 神様と子女は二重になっているのです。男と女、二重に展開して別れてくるのです。男は男なりに、女は女なりに完成に向かって、別れた立場で成長していかなければならないのです。女は西のほう(A)、男は東のほう(B)にやって来るのです。(先生が図―1を示して説明される)ここが二重に(C)、神様を中心としてずーっと降りてくるのです。子供を生んで、その子供が大きくなることによって、いつも父母を中心として関係を持つようになるのです。子供は父母によらなければ習うところがないのです。父母を中心として大きくなるのです。お父さんお母さんを中心として、子供たちはすべてを習うのです。だから、大きくなるためには、いつも父母を中心とした関係で成長していくのです。これが幼稚園時代、小学校時代、中高等学校、大学時代と成長していくのです。


 神様の見えない無形実体の中には、第一に子女の愛があったのです。(先生が黒板に図―2を書かれながら説明される)その子女の愛がどんどんどんどん大きくなって、プラスして兄弟(姉妹)愛となり、さらに大きくなってプラスして夫婦愛となり、これがまた大きくなってプラスして父母愛というように発展してきます。子女の愛よりも兄弟の愛が大きくなっているのですが、どういうふうにして大きくなったのかというと、アダムとエバが兄妹愛を考えるとすれば、エバはお母さんが愛するアダムとして、まず、お母さんを中心として考えるのです(A)。お母さんが愛する兄さんにプラス、自分(の愛)となるのです(B)。エバはお兄さんを思う時、直接に思うのではなくまずお母さんがどういうふうに兄さんを愛するかということを中心として、エバ自体も、それに伴って愛するのです。こういうように、二重になるのです。

アダムも、お母さんがエバを愛する愛に、自分の愛を加えるのです。 こういう関係です。だから兄弟愛は大きくなっていくのです。このようにしてだんだん大きくなって上がっていくのです。兄弟愛の次に、夫婦愛とは何かというと、父母を中心として、自分たちはそれまで兄妹同士としてやってきたのですが、ずっと父母が上がっていくというと、こちらは霊的には下がってくるのです。良心的にはこれで四段階です。これは相対的になっているのです。これはずっと上がっていくというと、これはずっと下がってくるのです。こういう関係です。


  **引用終了**


真のお父様はアダムとエバが兄妹として愛する時に、互いに母親が愛する愛に、自分の愛を加えて愛するとあります。しかし、真のお父様はアダムとエバの母親の愛については説明していません。アダムとエバの母親は霊人体を備えていないので、神様の愛については説明も出来ないし、神性に満ちた真の愛で愛する事が出来ないのです。ここに、被造世界が造り上げた自然環境が重要な意味を持ってくるのです。


真のお父様が周藤先生に説明させた四大心情圏の骨子の中に、次の説明があります。


「そして神様ご自身も、自分の中にいかなるものを持っていらっしゃったとしても、環境という相対圏を持って、その授受作用によらなければ喜びがありません。


環境と授受作用して成長して、アダムとエバそれぞれに、基本的に四つの愛、すなわち第一心情としての子女の愛、第二心情としての兄弟姉妹の愛、第三心情としての夫婦の愛、第四心情としての父母の愛という、この四つの心情を完成することを通じまして、それを一点において一挙に完成させて、神様もそこに同時に参加して、爆発的な喜びを体恤するという構想理想を神様は持たれました。」


そこで、天聖経に記された次のみ言が浮かび上がってきます。


真の家庭 第4章愛を中心とした人生行路 7)3時代を行く人生行路
「この世に生まれた人間は、胎児期のお母さんのおなかの中に比喩される宇宙で、生を生きているのです。一言で言って、お母さんの懐のような宇宙で、人間の百年の生涯を生きているのです。」


そのお母さんのおなかの中であり、お母さんの懐と真のお父様が例えた宇宙です。


その母なる宇宙と、真のお父様は一体となる境地を「無我を超えた状態」と自叙伝において表現されました。


「私はそのような経験を生涯大事にしまって生きてきました。今も目を閉じれば、いつでも自然と一つになる状態が訪れます。ある人は無我の状態だとも言いますが、私を完全に開放したところに自然が入ってきてとどまるのですから、事実は無我を超えた状態です。」


旧約聖書において「神の霊」と表現された、男性格主体の神様の心情エネルギーによって創造された被造世界である宇宙が、母の胎内と比喩される宇宙に変貌していくのです。


そこには自然界を教材として、アダムとエバを教育する天使長の役割もあります。宇宙創造開始から、人類始祖誕生までの創造過程の経過を、全て見てきた天使長が、神様に代わって導かなければなりませんでした。自然は文字で著された本とは違い、授受作用すれば神様の愛が伝わってくるようになるのです。天使長は、その愛の作用が神様からのものであることを伝えるだけでよかったのです。


男性格主体の神様から発動された「神の霊」によって創造された、女性格対象の被造世界からの愛の作用を受けて、エバは行動を起こします。美しい草花に感動し、摘んで花飾りにしたり、部屋に活けたりして、神様からの愛を生素として吸収し、行動することによって生力要素が流れ生素と授受作用します。生心において、生素と生力要素が授受作用する時に、ただ生素が生心に吸収されるだけではなく、愛の作用によってエバの心情を受け取り、瞬時に神様に伝えられます。このようにして、愛の作用は愛の神経となって、エバの心情を通して、神様と被造世界全体が授受作用するようになるのです。この愛の作用と、愛の神経の働きこそ、聖霊の働きの真価であることを知らなければなりません。


私においても同様です。神様の愛を感じての行動において、聖霊の働きが常に私と共にあるのです。天一国主人にとっては、一日24時間聖霊役事だという事です。このことを、真のお父様は次のように語られたのです。


「私(真のお父様)は夜の神様の管理を受け、お前たち(真のお母様と人類)は昼の神様の管理を受けているのだ。


亨進様が聖霊役事を一定期間行って下さり、それを辞められたという事の意味は、そこが「山を動かすスタート地点」となったという事です、「山をも動かす信仰生活」のスタートとなったという事です。


2019年12月27日のキングス・リポートで亨進様が語られた内容の一部を抜粋引用します。


  **引用開始**


なぜ二代王様がこれ以上ヒーリング(聖霊役事)摂理をしないのか?と疑問をお持ちですが、私にとって本当に大きな荷物だったし、自分自身がすぐに燃え尽きてしまいます。 それから、誤った内容で尋ねて来る人々がいます。 誰でもできるのではなく、神様が指名されれば受けることができます。
このヒーリング摂理をしても、若い人たちを失うことがあります。
若い人たちはヒーリングが起きても否定しようとします。 人が自然に癒されたことが、”牧師がわざと自分で治したと言っている ”と疑うようになります。
イエス様も怒られた理由は、誰でも来てヒーリングを願ったからです。
しかし、疑いが鍵です。 疑いが山を動かすことを妨げるのです。 疑いの心をなくせば、ヒーリングが起こるでしょう。
(そして)ヒーリングを受けてからが、山を動かすスタート地点です。


  **引用終了**



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