愛と心情-真のお父様が今伝えたいこと

神様の心情を訪ねて・・・。

図で見る分かりやすい「神の霊」と「聖霊」の働き!

先回記事末部より


生命体を地上において活動できるようにするためにオゾン層を築き、呼吸できる環境を造るために、太陽と地球が誕生してから40億年もの歳月がかかりました。ビッグバーンを起点としたならば、130億年以上の歳月がかかったと言えます。しかし、人類が誕生するまでの136億年の期間に込めた神様の愛を基として、その神様の愛を、人間の霊人体を成長存続させるための生素とすることは、アダムとエバの成長期間21年間で成し遂げられるはずだったということです。


人類始祖の責任分担による成長期間は、神様にとっても人類にとっても、今までの私たちの基準からでは想像も出来ないほど重要な期間であったという事です。


次回の記事で、もっと詳しく分かりやすく説明できると思います。


  *****


被造世界の創造の開始から、人類始祖誕生の創造過程の136億年間においては、神様から発動された心情エネルギーの主要な働きをする「万有原力」によって、自動的に創造の御業が展開しました。被造世界の万物を感知する機能を備えていない夜の神様は、天使長ルーシェルをはじめとする天使たちとの授受作用によって、創造の進展状況を確認され、彼らの感動と賛美の報告から力を得て、心情エネルギーを発動され続けました。その愛と心情によって発動され続ける心情エネルギーを、聖書では「神の霊」「主の霊」と書き記しているのです。


生まれてくる人類始祖の愛と心情を育む環境圏が整うと、いよいよアダムとエバの誕生となります。アダムが胎に孕まれると同時に、夜の神様はアダムの生心に臨在されます。


原理講論には神様の創造目的について、「喜怒哀楽の感性を持つ人間を創造され、それを見て楽しもうとされた。」とあります。ところが天聖経の「真の家庭」第一章には「アダムとエバをつくったのは、ただながめる為ではありません。」と断言されています。その数行後に「神様を中心とした愛の巣をつくる様にする為だったのです。」と記されているのです。夜の神様がアダムの生心に臨在されて生まれている事が理解される前は、「神様を中心とした」というみ言は、神様と心情一体の相対基準が結ばれる事でした。ところが、理解できるようになった後には、神様の愛が、アダムを通して、実質的実体的に展開する世界なのだと分かるようになるのです。
  
神様はアダムとエバが愛する様子を見て喜ぶだけではなく、アダムの手の感覚で愛の対象であるエバに触れ、体温を分かち合い、霊的にも心情的にも肉体的にも一体となることを願うのです。だからこそ、アダムの生心に臨在され肉体と霊体の感性を用いて、実感となるように妻を愛し、息子娘を愛し、人類すべて万物全てを愛することを実現しようとされたのです。


**天聖経 真の神様 第一章神様の本体より引用**


『神様はなぜアダムとエバを造られたのでしょうか。神様は無形でいらっしゃる方なので、実体の形状をもった父母になれなければ形状の子女を愛することができないので、体を着るためなのです。アダムとエバの創造目的は第一に、アダムの体を無形の神様が着ることであり、二番目は、体を着ることによって震動的な衝撃が来るようにするためです。言葉だけでは駄目なのです。この衝動的な刺激に喜びを感じるのです。三つ目は、神様は中心軸をもった垂直の父で面積がないので、面をもとうということです。』(二 無形の神様は体が必要)


  **引用終了**


アダムは誕生し、両親の愛を受け、自然環境の中で育っていきます。神様もアダムの生心に臨在されながら、アダムが感じ取っていく情感を同時に感じ取っていくのです。そこで、夜の神様が構想した四大心情圏の子女の愛を、アダムと共に実感して行くことになるのです。それは、夜の神様にとっても初めての体験となるのです。

夜の神様は一人で存在していた時は、男性格でも女性格でもない神格そのものです。神格そのものの神様が、愛する対象として構想した女性は、神様の本性相・本形状から対象的要素である本陰性を主要なものとして新しく構想した形象的個性真理体が女性です。この女性が構想されて、神格そのものであった夜の神様は、初めて男性格主体そのものとなるのです。


夜の神様の構想にあったエバが、実際に誕生して成長するようになります。アダムはエバと授受作用しながら成長していく過程で、夜の神様は初めて構想に立てた女性の思考や心情を実感するものとなるのです。


アダムが誕生してから、夜の神様はアダムの生心に臨在されていますが、存在様相自体は、永遠普遍の神様として存在しています。アダムの霊人体にすっぽりと入ってしまうのではなく、アダムの霊人体の感覚機能を用いて、心情的体験を共有していくことになるのです。つまり、アダムが誕生してからの夜の神様が発動する心情エネルギー、聖句の表現で言えば「神の霊」の働きは、アダムの生心が実感した情感や情報もプラスされて発動されるようになるのです。


そのことから、アダムがエバと授受作用して、自由と責任のもとに夜の神様から独立している女性の、思考や感情の動きを実体験していくことになります。そのことにより、男性格主体であった夜の神様にも、女性性相が形成されていくようになります。このことから、アダムは一人でも真の父母と言える存在であり、神様も父母の心情を備えるものとなるのです。だからと言って真のお父様を、真の父母と呼ばず真のお父様と呼ぶように、神様も父母の心情を備えますが天のお父様と呼ぶのです。決して天の父母様では有り得ないのです。


そこで神様から発動される心情エネルギーは、アダムとエバとの授受作用によって、夜の神様自身も女性性相を実感する事から、男性格主体の「神の霊」の働きから、女性性相を主体とした「聖霊」としても働くようになって行くのです。


エバが正しく成長して、アダムを主体として支えて行くようになるほどに、夜の神様から発動される心情エネルギーも、夜の神様が臨在されるアダムを証しする「聖霊」として働けるようになるのです。

ところが、エバとアダムは天使長ルーシェルにより堕落してしまいました。


堕落する直前に、アダムとの相対基準を失った神様は、アダムの霊人体の感覚機能を用いることができなくなります。


「原理原本 - 第2編 創造原理と堕落論」には次のように表現されています。


アダムとエバが罪を犯したので、本来、アダムとエバに注入してあげた、神の根本それ自体であるところ、すなわち『生心』を中心として成長して、神が臨在できるところ、すなわち、『アダムの霊人体』は悪を犯したその体にいることができないので、神が取り上げられた。


「アダムの霊人体」と表現されていますが、これはアダム自身の霊人体のことではなく、神様がアダムの霊人体を用いることができなくなったことを意味しています。


このことにより、神様は「神の霊」と「聖霊」の働きを、人間に対して直接臨ませることができなくなり、万物を神様の御心のままに捧げることを通して働くことができるようになる、アベルとカインによる蕩減復帰摂理が始まるのです。


蕩減復帰摂理とは「神の霊」と「聖霊」の働きを復帰するための闘いと言えるのです。



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