愛と心情-真のお父様が今伝えたいこと

神様の心情を訪ねて・・・。

聖書には肋骨からエバを創造したとあるが真の父は肋骨の真意を明確にしている!

2021年12月25日に発刊した「本然世界に展開する真の父母様の本体論」入門編の内容を、なお深く分かりやすく解説する為に、動画セミナーをユーチューブに上げています。


このブログで、「第7回み言で学ぶ本体論セミナー」まで紹介していますので、今回の記事から「第8回セミナー」の原稿を上げた上で、動画セミナーのURLを紹介します。


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「第8回み言で学ぶ本体論セミナー」
2.創造主の完成期間!(2)神様の少年から青年期へ!-女性の構想-


 神様本体にある本形状は、本性相の核心である心情の思考展開に即応して、まるで神様の知情意の働きそのものとなって展開した自存エネルギー(前段階エネルギー)の働きです。自存エネルギーとしては相対基準を結んで完全一体となっているだけですが、この自存エネルギーに本性相が包み込まれる感覚を得た体験から、夜の神様は心情において、自存エネルギーの性質を「真の愛に絶対服従して働く姿」として捉えました。そのことから夜の神様自身も、真の愛に絶対服従して生きたいと願うようになった経緯は、これまでのセミナーで説明してきました。


今回のセミナーより、神様が創造主として愛する対象の構想理想を構築していく過程について解説することになります。


解説に入る前に、本形状のエネルギーについて説明しておきます。統一思想においては、本形状のエネルギーを万有原力として被造世界に働く前のエネルギーという事で、前段階エネルギーと説明しています。「真の父母様の本体論」を説明する上においては、創造前の他の何ものをも意識せず、存在することに喜びを求めていた神様においての、本形状のエネルギーを自存エネルギーと呼ぶ事にします。そして、対象を意識し創造主として完成した後の神様の本形状のエネルギーを、心情エネルギーと呼ぶ事にします。心情エネルギーについては、セミナー後半の霊界システムの解説において、詳細に説明していきます。


それでは構想理想を構築していく過程に入ります。


対象を意識するようになった無の暗闇の状態では、自分を顧みる思考や追憶は光を返しません。喜びとならないということです。愛する対象の存在を具現化する構想構築にしか、希望を持てない状態です。


そこでまず夜の神様は、自分自身の喜びを得たいという衝動を捨てて、創り出そうとしている対象の存在が、「真の愛」に絶対服従して生きる実体そのものとして現れることに、心情の全てを注いで構想するのです。


「真の愛に絶対服従して生きることを願う心情」こそが、夜の神様自身の唯一の希望であり、愛する対象においても、その心情の動機で生きる真理体として出現させてあげることが、対象としての存在体にとって最大の喜びになることは真実真理でした。


そこで、1・2・3・本性相の知情意と原理法則数理の働きにおいて、真の愛に絶対服従したいと願った性質や要素を抜き出して、この性質要素を形象的実体女性分野とお父様は表現されました。この形象的実体女性分野の性質・要素を中心として心情形成する新しい生命体を、対象に立つ形象的個性真理体として構想するのです。この存在こそ女性であり、アダムの相対であるエバです。「形象的実体女性分野」と表現された性質要素については、真のお父様のみ言を取り上げた後に、さらに説明を加えていきます。


 自分の喜びへの願望を捨て、対象の喜びと幸福のために完全投入したことから、夜の神様を愛の奇蹟が導くようになります。その奇蹟の結果を、見事に表現した真のお父様のみ言があります。先回のセミナーで取り上げたみ言です。


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第45回『真の子女の日』のみ言「ファミリー」2005.1月号P.22
ですから、息子を中心として見るとき、神様はお父様であると同時にお兄様にもなり、わたしの女性世界の相対圏を助けてくれる夫となる相対的条件を持っているのです。その相対的条件が、わたしと関係を結ぶのは難しいので、アダムのあばら骨からエバを抜き出したのです。分かりますか?


二性性相の形象的実体女性分野を中心として抜き出し、アダムと同じ形の主体対象関係なのです。エバには、性相的プラス内容があるので、自然に連結させる関係が結ばれるようになっています。因縁において関係が結ばれるように、男性と女性になっているのです。


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聖書においては、アダムのあばら骨からエバを抜き出したとなっています。このアダムから抜き出したあばら骨を、真のお父様は二性性相の形象的実体女性分野と表現されているのです。この形象的実体女性分野を解説すれば「本性相の知情意と原理法則数理の働きにおいて、真の愛に絶対服従したいと願った性質や要素」となるのです。もっと単刀直入に言えば、神様の主体としての性格性質の中の根底にあった、真の愛に絶対服従しようとする性質や要素を抜き取ったと言えるでしょう。


その他に、「相対的条件」や「性相的プラス内容」などのみ言の表現がありますが、この意味は、取り上げたこのみ言の直前で、真のお父様が語られているみ言について解説してから説明します。


神様は、お父様であると同時に、お兄様です。どれほど近いですか?その次に、神様はどんなかたですか?愛の主体と対象関係です。相対的関係です。夫と妻の心です。なぜですか?どのようにしてそうなるのですか?心にも女性的な心があるので、神様の男性的な心と女性的な心を通して関係を結ぶようになり、一体的関係となったその位置に立つようになるとき、天のお父様と天の息子、娘が生じるのではないかということです。分かりますか。


このみ言は、神様の愛の対象となる女性の構想構築の段階を語っているものです。つまり、神様の本性相にある男性的な心と女性的な心が授受作用して、一体的関係となって、神様とその息子娘の親子関係の構想が現れるようになったことを語っているのです。男性的な心とは、神様のそのままの心であり、女性的な心とは、形象的実体女性分野を中心とした心の事となるでしょう。


神様は構想構築の過程で、将来に現れるべき構想上の女性と、思考を巡らせながら授受作用するようになるのです。そのようにして、男性と女性の構想が明確なものになっていくのです。そこで、構想を練り始めてから、構想上の女性と思考の上で授受作用するまでの過程を、心情を中心にして辿って行きます。


夜の神様は自分の意思の展開や心情の発露に対して、その如くに一体となって働く自存エネルギーの活動展開の広がりに、永遠普遍無限大の自らを包み込んでくる感覚を自覚しました。無限大の自らが丸ごと包容される感覚は、それまでの自分が中心であった神様が体験した、どの喜びよりも衝撃的であり、その事象から来る体験を「愛」と名付けたことから、自存エネルギーは内的愛となりました。


すでに記述したように、心情を中心とした授受作用の合成一体化で、性相と形状、陽性と陰性が完全一体化していた神様は、当然、自らの絶対対象として働いている内的愛を包み返したいと願います。包括するということです。しかし、自存エネルギーである内的愛には、性相に従って無限の様相で形状を形作ってきましたが、形状自身の形がどこにもないのです。


この存在しながら存在が無い、形状でありながら形状が無い自存エネルギー(内的愛)に、夜の神様は形を与えることにしたのです。包容し包括する主体と対象の関係性は、三次元世界でこそ刺激的実感となるのです。心情が実感となるには、物質世界が必要なのです。その発想が夜の神様に生じた時、神様は喜びに打ち震えました。


今まで自存エネルギーは、神様に対して絶対服従で働き、神様の存在そのものとなってくれていました。神様の形状である自存エネルギーが、これまで自らに絶対服従してくれていたほどに、自らはその存在を完全投入で愛しぬく真の愛の主体者であろうと誓いました。すると同時に、自分自身もその真の愛に絶対服従して生きたいという矢も盾もたまらない衝動が湧きあがってくるのです。


夜の神様は、二性性相の形象的実体女性分野を中心として抜き出し、まだ形のない女性としての対象の存在を、構想上に浮かび上がらせました。すると、自存エネルギーとして存在の喜びを与えてくれていた本形状は、完全絶対的な相対基準を造成して、神様自身の「真の愛に絶対服従して生きたい心情」と同様の「心情の衝動」を、構想に描いた女性からの心情として返して来るのです。簡単に言うならば、構想上において自らを男性として立て、対象となる女性を想定し、授受作用して二人ともに成長していく過程を思いめぐらせたという事です。


これが先ほど引用したみ言で語られている状況です。


心にも女性的な心があるので、神様の男性的な心と女性的な心を通して関係を結ぶようになり、一体的関係となったその位置に立つようになるとき


夜の神様の思考において展開する構想の中で、神様のそのままの現れである男性と、対象に立つ女性の成長過程を構築して行くのです。


すると、夜の神様の神性と心情において、激しい共鳴現象が起き、神様の心情から発動された真の愛は、対象の存在をも包み込んでいくのを実感しました。夜の神様は対象としての存在の女性から、新たな個性体が産み増えるほどに、真の愛は超越的に大きく広がり深まっていく理想世界を実感し、喜びに打ち震えるのです。


そこで構想構築とともに創造主として成長し、真の愛の大きさを実感していくのです。その夜の神様の心情が、真のお父様によってみ言として語られています。全て天聖経の真の愛から引用します。


真の愛 第一章 真の愛というものは 一 愛は平和と幸福の源泉
この世で最も聖なるものとは何でしょうか。真の愛です。真の愛は神様から出発します。


真の愛 二 家庭は天国生活のための愛の訓練場
神様は真の愛の本体としておられ、真の愛と連結されれば、すべてが同じ体になります。


真の愛 五 愛で完成する
全知全能なる神様は、真の愛の主人公なのに、愛の根を神様に置こうとしません。愛の対象になれる人に根を植えようと考えます。


真の愛 第一章 真の愛というものは 一 愛は平和と幸福の源泉
神様も愛を願い、愛が大きいので神様も愛の中に入らなければなりません。そうしてこそ理論に合うのです。神様も希望をもって願うのが愛なので、愛は神様より大きいのです。


真の愛は夜の神様の心情から出発し、神様自身を本体としていますが、真の愛は神様よりも大きなものなのです。真の愛は、神様の全ての対象となる息子娘に根を植えようとするのです。


ですから、夜の神様が愛する対象としての女性を構想しようとしたその時に、神様を包み込んで来た愛は、神様よりも大きな真の愛として、神様の構想までも包み込み、真の愛の奇蹟が神様を導くようになるのです。そして神様が至った境地こそ、絶対信仰・絶対愛・絶対服従なのです。


神様の神性においても感知できないでいた内的愛を感じ取り、意識に登った時に、神様の本質であり根本である心情が、喜びに爆発したのです。ですから、信仰というものは、私たち人間から神様に対して始まるものでは無く、神様が感覚感知する事の出来ない内的愛から、神様が生まれたと実感した時から、信仰というものが始まったと言えます。さらに愛する対象の女性を構想に立て始めると、真の愛への信仰は絶対的なものとなり、神様の絶対信仰・絶対愛・絶対服従の創造主としての親の愛が出発するのです。


真のお父様のみ言です。


真の家庭と家庭盟誓 2.絶対信仰、絶対愛、絶対服従によって(1)創造原則と絶対信仰、絶対愛、絶対服従
神様が創造される時、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の上で、理想的な絶対愛の統一世界を願って創造されました。神様御自身がそうであるために、私たちも、その神様の相対圏を訪ねていくためには、必然的に絶対信仰、絶対愛、絶対服従をしなければなりません。


 夜の神様の本性相を形成する内的性相と内的形状が、「真の愛に絶対服従して生きたい」という衝動により一体となり、その本性相に本形状が絶対服従で一体となった時に、夜の神様は愛の種に続き生命の種を得たのです。自らが内的愛の胎中から、新たな産声とともに新たな生命として誕生しました。


神様の本性相と本形状の授受作用の無限の繰り返しから、愛により生まれた体験を実感しました。本性相を、主体としての心情の動機を持つ個性体として具現化し、本形状を対象としての心情の動機を持つ個性体として具現化させ、この二つの個性体に神様が愛から生まれたと同じ体験ができるように構築したのです。夜の神様の本性相の全てが圧縮されている愛の種は、主体の男性となって構想され、本形状の絶対服従性から来る能力を発揮する生命の種は、女性となって構想されるようになるのです。ただ、愛の種とともに、生命の種も原点は本性相にあります。


そして、神様が愛により生まれたという実感を、この二つの個性体が同じように実感し、真の愛が無限の授受作用の展開で大きくなっていくことを実感できるように、男性と女性が真の愛を中心として一体となれば、その真の愛から生命が誕生できる親子の生命システムとして、構想が展開されるようになったのです。


「絶対主体」としての真の愛で愛して生きたい衝動と、「絶対対象」の真の愛に絶対服従して生きたい衝動が、夜の神様の心情で完全一体となったことから、夜の神様は自らの永遠の生命を分け与える機能と能力を持つようになったのです。つまり、私たちの愛も生命も、夜の神様自身の愛と生命を分けて与えてくださったものなのです。それを血統として永遠に存続できる関係を築き上げるには、さらなる次元の飛躍が必要でした。この生命の種は夜の神様の性相にありますが、具体的な存在体として誕生させる能力は形状のエネルギーにあります。つまり、生命を繁殖する能力は形状を具現化し実体とした女性に賦与されるのです。


それでは、最初に引用したみ言に返って、ポイントとなるみ言の表現の意味を説明します。


 本形状そのものの形態である「真の愛に絶対服従して働く」という機能と様相が、本性相の「真の愛に絶対服従して生きたい」という衝動を呼び起こしました。これこそが、永遠の喜びと幸福の原点であると実感した夜の神様は、自らの内的性相の知情意の心の機能から、「真の愛に絶対服従して生きたい」という衝動が湧きあがる性質と要素を抜き出し、それを形象的実体女性分野としたのです。そして、夜の神様から独立した個性真理体として生きられるように、アダムと同じ主体と対象の様相、性相と形状の一体化で成長完成できるように、全く新しい生命体として構想するようになったのです。


 エバの性相的プラス要素とは、無限大の夜の神様をさえ包み込んでくる、全てを包容する愛のことであり、またその愛を、生命を繁殖する形状の能力として展開するのです。その主体として立つアダムは、包容する愛を受けることを通して、包容する愛と同時に、主体として全てを包括する愛を持つようになるのです。その包括する愛を、アダムにとっての性相的プラス要素とも呼べるでしょう。包容する母としての愛であり、包括する父としての愛となります。


夜の神様は自分そのものである本性相を男性として構想し、本性相に絶対服従して神様として存在させていてくれた本形状を、女性として構想することになりました。そうであるがゆえに、夜の神様は「無の暗闇の状態」でありながら内的愛の胎中で、主体である夜の神様の理想を、対象としてその如く実現してくれるエネルギーとしての存在である本形状と、双子で生まれたと言えるのです。


夜の神様にとって、最高の喜びの境地に立てる存在としての女性エバの構想理想が立ったならば、次はこの女性の永遠の幸福に責任を持つ真の愛の実体者を構想しなければなりません。女性の永遠の幸福に責任を持つということは、人類始祖としての女性エバから、息子娘として産み増える人類すべてに責任を持つ主体者ということです。


それこそが、夜の神様の神性格主体としての性相をそのままに、形状においては、先に構想した対象としての女性に相対基準が合うように構想し、実体化した男性格主体としてのアダムなのです。神様にとって、最初に三次元世界のイメージの象徴として現れた形が、360度から包み込んで来る形状なので、これが神様の対象としての被造世界を構築する上での原点となったからです。


しかし、ここから本当の主体者としての、アダムの個性真理体の構想理想が立てられていくのです。それこそが、アダムが神様そのものと言えるほどになる三位一体の様相の構築なのです。


夜の神様が創造を構築する上で抱いた絶対信仰・絶対愛・絶対服従は、「聖父・聖子・聖霊」の三位一体システムとして霊的世界を形成し天宙に展開するようになり、そして、女性の生殖器として結晶するようになるのです。次回のセミナーより、解説を進めていきます。


「第8回み言で学ぶ本体論セミナー」



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